ごくごく普通の社会人読書ブログ

「いいこと読んじゃった」ってなってくれたらうれしいです

#28 『教えないスキル ビジャレアルに学び7つの人材育成術』

読書素人

『教えないスキル』

を読んでみた

 

作者 佐伯 夕利子 小学館

 

目次

内容・あらすじ

ビジャレアルの育成改革に日本人女性の凄技。

スペインのフットボールチーム「ビジャレアル」。
欧州リーグ優勝をしたクラブとしても、人気が高い。

ビジャレアルカンテラ(育成組織)はヨーロッパ及びスペインで
最も堅実な育成機関と評されている。
自前の下部組織からの選手が多勢いることからもわかる。

2014年から、チーム一丸、この育成・指導大改革に携わった著者。
彼女はスペインで初の日本人クラブ監督に就任した経歴もある。

★テーブルは丸テーブルに
★注意するときは「サンドイッチ話法」で
★「こうだよ!」を「どう思う?」の「問い言葉に」
★選手が選手を指導する「学び合い」作戦
★コーチ全員にビデオカメラ。指導法は客観視する、など。

サッカー(フットボール)の指導のみならず、
ビジネスの現場で若手を育成する際に、
学校教育の現場でも、
日常の家庭での教育にも、
置き換えてみれば取り入れ可能なメソッドが多い。

「教えない」ことで「学びの意欲が増す、成長する」。
そのヒントが満載の書である。

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ボク的見どころ

指導者の方々は一度は

「教える」という難しさにぶつかったことはないだろうか

 

しかし、そのぶつかる壁自体、

間違えていたかもしれない。

 

「教える」のではなく「学ぶ」

選手主体で物事を捉え、練習を重ねていく。

 

学校の先生も一緒だ。

授業において、

「教える」のではなく「学ぶ」

 

この視点を持った指導が大事かもしれない。

 

ぜひ、指導者や学校の先生、顧問色々な方に

ご一読願いたい。

 

ボク的感想

ボクの指導者としての在り方を高みへと

導いてくれる一冊でした。

 

ボクの指導者としてのスタイルは

「ネガティブな言い方をしない。」

 

このことボク自身、そして選手にも意識させている。

(完璧にできているかは別)

 

この軸を曲げずに、さらに良いチームへと導くためには

どうすればいいのか。

 

そんなことを考えているときに、

この「教えないスキル」に出会った

 

決して放任するわけではなく、

『考えるクセをつけること』

『自ら考えて行動する力をつけること』

 

「教える」というのは

指導者主体で考えてしまっているが、

やるのは選手たち

 

「学ぶ」という視点で指導していく重要性を感じさせられた。