ごくごく普通の社会人読書ブログ

「いいこと読んじゃった」ってなってくれたらうれしいです

#34 『0歳からはじまるオランダの性教育』

読書素人

『0歳からはじまるオランダの性教育

を読んでみた

 

作者 リヒテルズ 直子 日本評論社

 

目次

内容・あらすじ

性教育は人間関係を学ぶためのもの。それは多様性を認め合う練習の場でもある。知識の伝達にとどまらないオランダの実践に学ぶ。

オランダの性教育は、単に生殖に関するからだの仕組みを教えるといったものではありません。性についての正しい知識をありのままに伝えたうえで、子どもたち自身の意見を引き出し話し合わせるといった形の、リアルでアクティブな教育が行われています。

さまざまな文化・価値観をもつ人々が共存していくためには、互いの性意識をぶつけ合い、異質な存在を尊重する態度を養うことが不可欠です。それは、性的マイノリティの権利を認め、性暴力や望まない妊娠の危険を避けることにもつながります。

もちろん、性教育は学校だけでなく家庭でも行われます。赤ちゃんが生まれた時から親子間でスキンシップをし、つながりの感情を高め、性について何でも話し合える関係をつくることが、後になって子どもの性意識に大きな影響を与えるのです。本書ではこうしたオランダの性教育のあり方を、やさしく具体的に紹介します。

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ボク的みどころ

性に関する話題が取り上げられている今日、

改めて、誰もが性教育を受ける必要があると思う。

 

性交渉だけではなく、

 

性の多様性や性志向、同性婚

といった性のダイバーシティに関する教育が行われていくべきだ。

 

ヨーロッパなどでは同性婚を認める国が増えている中で

 

日本ではパートナーシップ制度があるものの、

法的効力はなく同性婚はまだ認められていない。

 

これら性教育を我々が改めて受けていくことが、

日本の発展につながっていくのだと思う。

 

ボク的感想

ボクはこの一冊を読み、

日本の性教育がいかに浅はかで意味をなしていないかを感じた。

 

日本では、学校での性教育というと

少しこっぱずかしい時間だったり、おもしろがって受ける時間だった

っていう方も多いかもしれない。

 

それは、受ける側の問題ではなく

教える側に問題があるのだと感じた。

 

オランダでは、性教育

人間関係を学ぶための教育と位置付けており、

男女の関係や性関係など

子どもができる仕組みを小学生から教えるという。

 

このように早い段階から性教育を行っている為、

全く恥ずかしさを感じない。

 

日本では、思春期真っただ中に

性教育を始めてしまうがために、

 

恥ずかしさのほうが勝ってしまい、

全く意味をなしていないのだと思う。