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「いいこと読んじゃった」ってなってくれたらうれしいです

【感想あらすじ】小説初心者おすすめ!伊坂幸太郎『ホワイトラビット』

『ホワイト ラビット』

 

amzn.to

ホワイトラビット(新潮文庫)

 

作者 伊坂幸太郎 新潮社

 

 

目次

【あらすじ】読み始めたら止まらない『ホワイトラビット』

白兎事件。

誘拐犯の妻が誘拐されるという話。

 

仙台の住宅街で起きた人質立てこもり事件。

SITが出動するも、逃亡不可能な状況下、予想外の要求が炸裂する。

息子への、妻への、娘への、オリオン座への(?)愛が交錯し、事態は思わぬ方向に転がっていくーー。「白兎事件」の全貌を知ることができるのはあなただけ!伊坂作品初心者から上級者まで没頭度MAX!

あの泥棒も登場します。

引用

https://www.shinchosha.co.jp/book/459607/

www.shinchosha.co.jp

 

【初心者も読みやすい】読者をおいてはいかない優しさ

 

この小説は、

様々な登場人物の視点でページがめくられていく。

 

ただ、それだけではない。

 

そこに筆者である伊坂幸太郎

なんと、割って入ってくるのだ。

 

それも、なんとも絶妙なタイミングで。

 

この小説はミステリー小説なため、

話が複雑化しているのに加え、

物語が様々な人物の視点で進むため、

理解が追い付かずに、頭の中で

「ん?なんだ急に?」みたいな時がある。

 

そのたびに、

筆者が読者を置いていかないために

割って入って物語を進めてくれるのだ。

 

かなり独特な構成になってはいると思うが、

それが逆に、かなり読みやすくなっている。

 

 

www.washijawai.com

 

 

誘拐犯の身内が誘拐される

 

という新たな展開に

ハラハラドキドキしてしまう

ことお間違いなしであろう。

 

【感想】あなたも伊坂幸太郎の手のひらで踊らされてはいかが?

伊坂幸太郎の小説といえば、

グラスホッパーや魔王、終末のフールなど

さまざまな書籍が有名だと思う。

 

そんな中、わたしの伊坂幸太郎デビューは

『ホワイトラビット』でした。

 

伊坂幸太郎が有名なのかどうかすら

存じていなかった小説初心者ですが

この小説を読破し、

完全にお虜となってしまった。

 

一言で、感想を述べると

 

「終始、手のひらで踊らされている感」

 

があった。

 

先ほども記したが、

この物語は、

普段誘拐犯である男の身内が誘拐されてしまう

という展開を軸に動くが

「ちょっとわからないぞ」と思った瞬間に、

伊坂幸太郎が割って入ってきては、

読者であるわたしの気持ちを代弁してくる。

 

親切に解説してくれるのだが、

綺麗に踊らされている感覚がある。

 

だが、悪い気はしない。

それもまた、一興であった。

 

というより、

一番の面白さだった。

 

 

「今見えている星の光は何百年前も前の光」

 

「うーーわ、なるほどな。」って後になって

連続してしまうそんな作品でした。

おっと、ネタバレには気を付けないと。

 

他にもわたしが読んだ小説を

紹介している記事がありますので、

お暇なときに、ぜひ。

 

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