ごくごく普通の社会人読書ブログ

「いいこと読んじゃった」ってなってくれたらうれしいです

#45 防衛費が話題の今こそ知っておきたい「自衛隊」

防衛費が話題の

今こそ知っておきたい「自衛隊

 

 

 

昨年末、岸田首相は防衛増税を明言した。

内容としては、

2023年度から5カ年の防衛費の総額を43兆円程度にするためだ。2019年度からの5カ年の総額は、27.4兆円程度だったから、1.5倍を超える増額である。

これを実現するためには2027年度以降に毎年度4兆円前後の追加財源を確保しなければならない。そのうち約4分の3は「歳出改革」、「決算剰余金」、税外収入などを貯める「防衛力強化資金」で賄い、残り約4分の1=1兆円強は増税で賄うことにしたのである。

焦点が当たっているのは増税だ。「法人税」と「たばこ税」の税率引き上げ、「復興特別所得税」の一部を防衛財源に転用することが、すでに決定されている。

toyokeizai.net

 

決して、他人事としては考えられない防衛費の増額。

そしてそれに伴う増税

 

国民は今現在、まさしく言葉通りに

賛否両論に分かれているが、

 

そもそもの話、ぼく個人の話になるが

日本の防衛力や自衛隊についてあまり詳しくなかったので

 

日本の政治経済の大先生、池上彰さんの本で一緒に学んでいこう。

 

もくじ

本の紹介『知らないではすまされない自衛隊の本当の実力とは』

知らないではすまされない自衛隊の本当の実力 (SB新書)

迫る北朝鮮のミサイル攻撃! その時日本は?

フジテレビ人気番組シリーズ第3弾!!
北朝鮮、ミサイル攻撃のXデー
その時、日本はどうなる?

北朝鮮VS自衛隊
緊迫の10分00秒を池上彰が完全解説!


2017年に入り、北朝鮮はミサイル実験を繰り返し、「日本に対しての攻撃もあり得る」と挑発的発言を続けています。
もし本当に攻撃してきたら日本はどうなるのか?
私たちは有事の際、どう守られるのか?
今だからこそ知るべき、防衛の要“自衛隊”について池上彰さんが徹底解説。海上自衛隊八戸航空基地航空自衛隊小松基地への現地取材をリポート。知られざる自衛隊の実力が見えてきます。
さらに、ミサイル発射から到達までの時間と言われている“10分00秒”。この緊迫の10分間を池上さんが完全シミュレーション。
本書で「10分間とはどんな時間か?」を疑似体験します。
(「池上彰緊急スペシャル!」HPより、一部引用)

今こそ知っておきたい
「日本を守る自衛隊」の実力

今、日本を取り巻く国際情勢は、北朝鮮のミサイル問題など、とても安心できる状態ではありません。そんな今だからこそ、多くの人たちに知っておいてほしいテーマがあります。それが「日本を守る自衛隊」です。あなたは自衛隊のことをどれだけ知っているでしょうか。知らないではすまされない自衛隊について、基礎の基礎から解説します。

●目次
はじめに 自衛隊のこと、軍事のこと、武器のことを全く知らない人のために
序 章 あなたは、自衛隊のことをどれだけ知っていますか?
第1章 知らないでは済まされない国防の要 自衛隊の基礎知識
 1 海上自衛隊
 2 航空自衛隊
 3 陸上自衛隊
 4 自衛隊は有事にどう動くのか
第2章 自衛隊憲法と矛盾する存在なのか
第3章 激変する世界情勢の中で拡大する自衛隊の役割
第4章 歴代内閣は自衛隊をどうとらえてきたか
第5章 暴走する北朝鮮が日本を狙う? 北朝鮮軍の実力
第6章 ミサイル攻撃のXデー その時日本はどうなる!? ~北朝鮮vs自衛隊 10分00秒完全シミュレーション

日本の防衛力ってどのくらいなの?

日本の国防の要である自衛隊

その防衛力はなんと世界第7位

実は日本の自衛隊は相当なパワーを持っているのだ

 

ランキングの内訳をみてみよう

アメリ

2ロシア

3中国

4インド

5フランス

6イギリス

そして7位に日本。

 

このランキングを見て、何かお気づきだろうか?

 

実は、1位から6位はすべて核兵器保有

 

つまり、核兵器保有していない国では日本が一位の防衛力を持っていることになる。

 

果たして、ここまでの防衛力を持っているのに、

さらに防衛費を上げる必要はあるのか??

 

国民が疑問に思うのは最もだとも思います。

 

ですが、実際問題。もし日本がどこかの国から攻撃されたら??

 

実のところ、

日米安保条約があるんだから、もし日本がどこかの国から攻撃されたら

アメリカ軍が守ってくれるでしょ?

 

っていう認識は間違いで、

最初に出動するのは自衛隊

その後にアメリカが助けてくれる。

 

こういう流れになっているらしい。

 

自衛隊って戦力じゃないの?

「でもさ、自衛隊って戦力じゃないの?」

「日本って戦力持たないって憲法で決めてなかった?」

 

こんな疑問もあるはずです。

 

おっしゃる通り、今現在、

憲法9条では

日本は軍隊を持つことができないとされている。

 

そんな中で自衛隊を戦力とはしていない。」が日本政府の見解であり、

憲法の解釈が一通りではないから、色々な論争が生まれている。

 

では、

戦力を持たないとしている日本に

どのようにして自衛隊が誕生したのか。

 

きっかけは、朝鮮戦争にあった。

 

朝鮮戦争が始まる前、

1945年第二次世界大戦が終わり、日本は終戦を迎え、

その語の日本を統治したのが、かの有名なGHQマッカーサーであった。

 

マッカーサーは旧日本軍を解体し、日本には完全に軍隊が無くなったが、

その代わりにアメリカ軍を主体とした連合軍を日本に駐留させたのだ。

 

ところが、5年後、自衛隊が生まれるきっかけとなる朝鮮戦争が始まる。

 

このころは、いわゆる東西冷戦、真っただ中にあり

アメリカ中心の西側諸国ソ連中心の東側諸国

に分かれて対立していたのだが、

 

そんな中で、1950年、朝鮮半島を南北に分けていた北緯38度線を越えて

北朝鮮の大軍が韓国に攻め込み、朝鮮戦争が勃発。

 

この朝鮮戦争アメリが恐れたのは、

朝鮮半島全体がソ連寄りの北朝鮮によって統一されることだった。

 

そこで、

アメリは日本に駐留させていたアメリカ軍をほとんど韓国に送り込んだのだ。

 

そうなると、日本には軍隊がいないし、アメリカ軍もいなくなる。

 

つまり、今度は日本を守る人がいなくなってしまった。

 

しかし、

日本のすぐ北にはアメリと対立しているソ連がいる。

 

アメリカ軍がいなくなったら、

ソ連がここぞとばかりに日本に押し寄せてくるかもしれない。

 

そこでマッカーサーは当時の吉田茂首相に

「ナショナル・ポリス・リザーブをつくるように指示。

 

日本語訳にして警察予備隊

 

この警察予備隊の実態と言えば、

アメリカ軍から「こういう装備を持ちなさい」という具体的案が示されたが、

それを見た日本は「これは、軍隊じゃないか。」とびっくり仰天。

 

日本は憲法9条で戦力を持たないと宣言している。

 

「そんな急に軍隊を持てと言われても、持てない。」

「これは本当は軍隊だけど、軍隊とは名乗れない。」

「えい、警察予備隊だ。」

 

太平洋戦争が終わり、アメリカは日本が歯向かってこないように

軍隊を持たせないようにしたが、朝鮮戦争がはじまり、状況が変わってしまい、

日本にも何らかの力を持ってもらわねばならなくなった。

 

やがて、警察予備隊は保安隊となり、自衛隊へと名を変えていったのだ。

 

こうして、今なお憲法9条の問題が誕生したのだった。

 

防衛費よりお金を使うべき場所は?

 

政府より、防衛費を上げることが発表された。

ボク自身の見解としては、他の場所にもっとお金を使うべきと感じている。

他の場所、それはつまり、子育て支援だ。

 

 

 

自国の安全を守るために防衛費を上げるのかもしれないが、

日本の人口は減ってっているのが現状。

 

それはつまり、子どもたちが減り、自衛隊の数すら減ってしまい、

防衛力を上げたけど、日本には守る人すらいなくなってしまう。

 

 

不景気で子どもを生みにくい世の中。

子育て支援にお金が回っていない現状。

子どもを生もうと思わない若者が増えている。

そもそも結婚しようとも思わない若者が増えている。

 

せっかく防衛力あげたのに、人口少なくて、日本そもそもの力がなくなってしまう。

ならまず、若者が暮らしやすい環境を作っていくべきではないのかなと。

 

そんなことを思ったり、思わなかったり。

 

 

 

そんなことより、

海軍はずっと船の上で過ごすから曜日感覚が無くなっちゃうんだよね。

だから、毎週金曜日にはカレーを食べるって決めて

曜日感覚を麻痺させないようにしているんだって。

 

それで生まれたのが、海軍カレー

なんでカレーなのかはわからないけれど、

なんかかわいいよね。