ごくごく普通の社会人読書ブログ

「いいこと読んじゃった」ってなってくれたらうれしいです

#40 もう子育てでイライラしない!『子育ては心理学でラクになる』

読書素人

『子育ては心理学でラクになる』

を読んでみた

 

 

 

子育てをしててイライラすることがある

 

みなさんはそんな経験ないだろうか。

 

実は多くの方が一度は抱いたことがある怒り。

子育てを放棄したくなる。

 

それは、よくあることなのです。

なので、みなさんはそこに罪悪感を感じる必要はありません。

 

しかし、

「子どもに対してイライラしている」状態を当たり前にしてはいけません。

 

アメリカの教育情報誌『チャイルド・ディベロップメント』によると

「乳幼児期をイライラした家族に囲まれて過ごすと、実年齢より幼くふるまい、成長してから問題を起こすようになる」

という傾向が見られているそうです。

 

つまり、

親がイライラしていると子どもの感情的な成長に悪影響を及ぼすということだ。

 

このように親が子に怒ってばかりいる環境で、

最も最悪なケースが

 

子どもが親の怒りに屈してしまう

 

ということだ。

 

親に怒られることに恐怖を覚え、屈してしまうと

「親に怒られるから。

 親に怒られないように行動しよう。」

という思考が芽生え、

 

いつしか「自分」

を持たない子どもに育ってしまいます。

 

子育てに悩みはつきものです。

その悩みに心理学からアプローチしていきましょう。

 

目次

『子育ては心理学でラクになる』の内容・あらすじ

子育ては心理学でラクになる

「すべての超常現象は科学的に再現できる」を信条に脅威のパフォーマンスを見せるメンタリスト・Daigoが初の子育て本を。「一般的な子育て本とは異なり、お母さんの人生をより豊かなものにする心理学も盛り込みました」(本文より)と、子育て中のトラブル、将来設計等を科学的に検証、心理学に基づいてアドバイスを。これさえ読めば子どもにガミガミ怒らなくてもよくなりますよ。

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みどころ1「もっと」の期待は禁物!!

親は子どもに期待をする生き物です。

 

例えば、子どもが中学受験をするとしよう。

その時点で十分、子どもを褒めてあげたいですが

 

親はより

「高いレベルの高校に合格してほしい。」と願うようになります

 

そして、いざ合格すると

「もっと成績上位に入ってほしい。」と願うようになります。

 

そして、成績上位に入ると

「トップになってほしい。」と願うようになります。

 

こんな風に

「もっと上にいけるはず」と期待をかけることは、

親の愛情かもしれません。

 

しかし、大事なのは「こどもの心」

 

想像してみてほしい。

この子は親の期待に応え続けているのにもかかわらず、

 

「こんなに頑張っているのに、まだ足りないのか」

という絶望感

 

そして、

「期待に応えられない自分はだめなのか。」

という自己否定感

 

に繋がるだけなのです。

 

そうすると、子どものなかに残るのは

生涯にわたる根強い苦しみ。

 

この子は一生、

自分が完全な存在だと信じることが出来なくなってしまいます。

 

そして、最悪なケースは

その子どもは「過度な期待をかけられた子育て」

しか経験していないため

自分の子どもにおなじことをしてしまうことです。

 

これが、子育ての最も危険な悪循環になってしまいます。

 

また、「子どもが言うことを聞いてくれない。」

という悩みも多いでしょう。

 

その時に

「どうにか子どもに言うことを聞かせたい。」

という考えを捨てなければなりません。

 

大事なのは

「なぜ親の言うことを聞かないのか」

という子ども自身の問題

 

そして

「なぜ子どもに聞いてもらえないのか。」

という親自身の問題

 

を解決していくことである。

 

 

 

みどころ2「○○しなさい」の命令は禁物!!

よく聞く話だが

人間「しなさい」と言われると

「したくなくなってしまう」生き物。

 

「片付けなさい。」というと

片付けしたくないモードになる。

 

たとえいうことを聞かなくても

命令や強制はNGである。

 

ではどうすればいいか。

 

それは子どもの自主的な行動を促す言葉がけをすることだ。

 

例えば、「片付けなさい。」の場合には

 

「部屋が散らかっているね。」

「片付けてくれると助かるな。」

といったように

 

子どもが自主的に動き出す言葉がけを意識してくとよいでしょう。

 

 

また、この一冊には記されていないが

「してはいけない。」

も同じだと思う。

 

「これ触らないでね」というと

触りたくなってしまう。

 

「ここ入らないでね。」というと

入りたくなってしまう。

 

それはなぜか。

 

ボク的には

「触る」「入る」が聞き取れてしまうからだと思う。

 

そのため、そこに意識がいってしまい、

つい「してはいけない」ことをしてしまう。

 

では、どうすればいいか。答えは単純。

 

「代わりにしてほしいこと」を言おう。

 

「ここに入らないでほしい」のであれば

「あそこにいてね。」

 

といった具合に、

代わりにしてほしいことを伝える。

 

それが、ひとつの解決策になるかもしれない。

 

ボク的感想

子育てはかなりのエネルギーを要する。

 

思い通りにいかないことの方が多い。

 

しかし、思い通りにしようと意気込みすぎるのは

よくないかもしれない。

 

子育ての難しさ、

そしてそれに向き合う心理的なアプローチを知る

良い機会になりました。