読書素人
『真・英文法大全』
を読んでみた
作者 関 正生 KADOKAWA
目次
内容・あらすじ
本書の特長/
「カクシン」的な文法書
本書では「英文法の真実」をズバッと捉え、それを明確に解説します。英文法の「核心」を掴むことで、英文法の仕組み・様々な用例を「理解・納得・体得」できるようになります。
守備範囲の広さ
高校英語(学校の授業)と大学受験を中心に据えつつも、英語の資格試験・ビジネス・海外旅行・日常会話・海外ニュース・映画・洋書……、どんなことであれ誰であれ、英語に触れる以上は知っておくべき英文法を解説しています。たとえば本書の例文が使われる場面の豊富さ・範囲の広さを見るだけで、この本で解説する英文法があらゆる場面で役立つことがわかります。
珠玉の英語例文
「大学入試・大学の授業・留学」「日常会話(普段のお喋りなど)」「海外旅行(お店・ホテル・空港など)・海外での生活」「ビジネス・職場」「外国人に日本を紹介する」など、
あらゆる場面をカバーした例文となっています。
「読み通す」ための徹底的な工夫
「文法書にありがちな読みづらさ」は発展事項・例外を網羅しようとした結果、説明が本筋から外れて脱線することが原因です。本書ではこの原因を明確に捉えて対処しています。常に最短経路を意識して、説明の順番・構成・深め方・言い回しなどなど、著者が数万回の授業を通して徹底的に磨き上げた解説を本書で再現しています。
ボク的みどころ
この一冊は、大学受験生のみならず
TOEICや英検受験者、留学準備や海外旅行
さまざまな目的で英語を学習している
全ての人に役立つ一冊だと思う。
ボリュームをさることながら、コンテンツも充実しすぎている。
そう、しすぎているのだ。
英語の核心をこれでもかとついていて、
読み進めるたびに、頭に「スッ」と内容が入っていく。
例えば助動詞のmay
日本語では「~かもしれない。」という意味になるが、
どれくらい「~かもしれない。」のかがわからない。
日本語は空気を読む文化であるが、英語はそのような文化はない。
なので、単語そのものに「~かもしれない」の度合いが含まれているのだ。
mayであれば「50%起こるかもしれない。」
mightであれば「30%起こるかもしれない。」
may wellであれば「70%起こるかもしれない。」
というふうに、それぞれの「かもしれない」に度合いを持たせている。
正直、他の参考書よりも
扱う文法の順番や内容の質と量はけた違いだと思う。
ボク自身、この一冊のおかげで
英検準一級やTOEIC735点まで取ることができた。
「英語力を身に付けたい」という気持ちがあるのならば
必ず役に立つ一冊になるだろう。
ボク的感想
ボクは圧倒的「関ヘビーユーザー」だ。
出会いは高校2年生の1月。
大学受験を意識し始めるとき、
スタディサプリの講義を受けてみようと決心し、
英語の授業を受講。
その時に衝撃を受けた。
「なんだ、このわかりやすさ。」
今まで暗記要素が強かった英文法や単語の学習に革命が起きた感覚だった。
英文法や理屈や英語圏の文化背景から攻めたり、
英語そのものが持つイメージや意味から広げたり、
ボクは、英語がもともと得意ではあったけれど、
さらに理解が深まって
暗記ではなく知識として一生ものを身に付けることができた。
そんな関正生さんが著した
英文法の集大成「真・英文法大全」
大学受験は終わっていたけれど、
買わざるを得なかった。
この一冊なら、もう一度英語を勉強しようと思えたから。
結果、買って大正解。
いつもありがとう。関正生さん。