読書素人
『[禅的]持たない生き方』
を読んでみた
作者 金嶽 宗信 ディスカヴァ―・トゥエンティワン
目次
内容・あらすじ
贅沢するというのは、自分の欲望を野放しにしているようなものです。
たとえば、お金があると、たくさんの物が欲しくなって、物を買えば、そこに執着が生まれます。
その一つひとつのものに対して執着が生まれると、心を乱す原因が増えます。
それなら、はじめから物がないほうが楽だし、心も乱れません。
本当は、ある程度の枠組みの中で生きるほうが楽なのに、今の人たちは、そこから外れたほうが幸せだと思っている節があります。
私は、二十年間にわたる修行を通じて、枠組みがあったほうが楽だし、精神的にも日常的にも安定した生活が送れるということを学びました。
そのことを、本書を通じてみなさんにお伝えしていこうと思います。
もし、みなさんが今の生活に違和感を持っている、何かがおかしいと感じているようでしたら、いま一度、自分の生活を見直してみるといいのではないでしょうか?
自分の持ち物や食生活、買い物のしかたや人間関係など、きっと「持たない生き方」を選択することで見えてくるものがあるはずです。
たくさんのものに囲まれているよりも、
何も持たないほうが、人生うまくいくのです。
いらないものは、いさぎよく「捨てる」。
そもそも、はじめから「持たない」。
「後ろ向きな感情」も、「よけいな人間関係」も。
NHK大河ドラマの仏事監修・指導、教誨師、保護司としても知られる異色の禅僧が、
こだわりや執着から自由になる生き方を提案します。
●現代人は豊かに見えて、豊かではない
●禅とは修行ではなく、「生活そのもの」
●「所有とは、すなわち執着である」と考える
●「物がある」のが当たり前と思わない
●持たない工夫を楽しむ
●十を求めずに、一で足ることを知る
●孤独に生きるな、自立して生きよ
●人は「変わる」ことができる
[こんな方におすすめです]
・物が捨てられなくて、家中に物があふれている
・次から次へと欲しいものが出てきて、つい買ってしまう
・何かと人と比較して、暗い気持ちになってしまう
・人間関係でも、なかなかNOを言えず、ストレスをためがち
ボク的みどころ
みなさんは、ストレスがたまると
何をすることで発散していますか?
いろんな発散方法がある中で
物欲を満たす方法で発散している人も多いかもしれない
なんせ、今の時代
ネットショッピングも普通になり、
物欲を満たしやすい時代になっている
ボク自身、
「自分がそれでいいならいい」と思っている
それでストレス発散になるならそれでよいと
だがしかし、
そこに執着が生まれると
心を乱す原因が増えてしまう。
所有=執着なのだ
故に捨てれなくなってしまう。
そんな悩みを抱えている読者さん
また、モノに限らずいらない感情を捨てきれない読者さん
そんな方々にぜひ、ご一読願いたい。
ボク的感想
数か月後に始める一人暮らし。
物はなるべく持たない「ミニマリスト」になりたい
その一心で読んでみた一冊
禅的な考え方からのアプローチ
「物を持つ=心の貧しさ」である
たしかに、ストレスがたまると物欲を満たして
ストレス発散したり
(ボクも最近switchを買ってしまった)
TVでもある人物で家族が家を出た貧しさから
その家をゴミ屋敷にしてしまった人がいたな
と思い返す
この本から得られたことは正味
少なかったけれど、
今後の生活で2つチャレンジしようと思うことがある。
1.玄関で脱いだ靴は必ずしまう。
→玄関の乱れは心の乱れ
2.「捨てる」を習慣に
→物に思い出という付加価値を見出してしまうので
思い出は心に残しておこう(きっとむり)