読書素人
『センスは知識からはじまる』
を読んでみた
作者 水野学 朝日新聞出版
目次
内容・あらすじ
「くまモン」アートディレクションなどで話題の、
日本を代表するデザイナー発「センスの教科書」。
センスは生まれついたものではなく、
あらゆる分野の知識を蓄積することで向上することを説く。
顧客の嗜好が多様化する時代、スキルよりもセンスを磨くことで、
仕事を成功させるノウハウを紹介する。
【目次】
Prologue センスは生まれついてのものではない
Part1 センスとは何かを定義する
Part2 「センスのよさ」が、スキルとして求められている時代
Part3 「センス」とは 「知識」からはじまる
Part4 「センス」で、仕事を最適化する
Part5 「センス」を磨き、仕事力を向上させる
Epilogue 「センス」はすでに、あなたの中にある“センス”とは、特別な人に備わった才能ではない。それは、さまざまな知識を蓄積することにより「物事を最適化する能力」であり、誰もが等しく持っている。今、最も求められているスキルである“センス”を磨くために必要な手法を、話題のクリエイティブディレクターが説く!
ボク的みどころ
センスとは
いかに「普通」や「王道」を知っているかどうかだ。
この本を読破していただくと、
「私ぼく、センスない」と簡単に口にはできなくなるだろう。
それくらい、センスというものは
後天的に身に付けられる能力であることがわかる。
ボクもこのブログのPV数が伸びないのは
センスがないのではなく、
他の読書ブロガーがどんなブログを書き、
どんな記事にコメントやスターが集まっているかを
知識として蓄積し、
そこで得た1の知識を∞へと広げていく課程がひつようなのだと感じた。
この本は、そう思わせてくれる。
ボク的感想
「自分にはセンスがない」
そんなに気持ちが、
ただの思い込みでただの言い訳だと気づいた。
「センス」という数値化できない厄介すぎるものを
よくするためには、まず「普通」を知ること
そして、センスとはその過程で得た
「知識の集積」
である。
ボクは完全に、センスとは先天的なものだと思い込んでいたけれど、
そんな考え方はおろかだった。
ただの知識不足。大した努力もしないでセンスがないと嘆いていた
ボクは完全にナンセンスだった
以前、秋元康さんの本(『企画脳』)を読んだとき
作詞の秘訣について、
いつもと違う視野、視点を持ち、そこで得た情報を頭に蓄えている。
と書いてあった。
まさに、秋元康さんのセンスは
「知識の集積」だったのだと点と点が線になった瞬間だった
「知識=経験」
多くを知ることは多くを経験することだと思う。
やっぱり何事も経験なんだということか。