読書素人
『心配学』
を読んでみた
作者 島崎 敢 光文社
目次
内容・あらすじ
心配すべきか、心配せざるべきか、それが心配だ。
現代ニッポンを、「心配」をキーワードに読み解く――。
◎目次◎
はじめに──テロリストが狙う「心配」
第一章
どうせいつかは死んじゃうのに、なぜ「心配」するのか?
第二章
セレブと自分を比べて凹まない、ひとつの方法
第三章
ゴキブリに殺された人はいないのに、なぜこわい?
第四章
もっとも悲観的な情報が安心させてくれる
第五章
実践! 心配計算学講座
第六章
心配しすぎず、安心しすぎず生きるには
おわりに──幸せな生き方
◎内容紹介◎
人々の「心配」こそがテロリストの狙いです。
極端な話、テロリストたちにとって、テロは未遂に終わっても良いのです。
「テロが起きるかもしれない」とみんなを心配な気持ちにさせるだけで、旅行がキャンセルされたり、街や空港のセキュリティ強化をしなければならなくなったりします。
精神的打撃に加えて経済的打撃も与えられるのです。(本文より・一部略)
飛行機が落ちることを心配するが、実は車に乗って空港から自宅へ帰る間のほうが死ぬ確率は何倍も高くなる。
このように、心配の度合いと、本当の確率がずれることで、あらぬ心配をし、本当に心配すべきことが疎かになる。
心配すべきか、心配せざるべきか、人生の正しい選択を求める人のための学問――「心配学」の世界へようこそ!
ボク的見どころ
この本を読めば、
心配するべきところ。心配しなくてよいところ。
を、かなり見極められるようになるかもしれない。
心配事の9割は起こらない。
と言われている。
無駄な心配をしてしまうがあまりに、精神状態が追い込まれたりする。
なにかと不安なことが多い世の中、
一度、「心配」について勉強してみるのもありかもしれない。
ボク的感想
ボクはかなりの心配性だ。
「もしこうなったらどうしよう。」
「もしあーなっちゃたらどうしよう」
「○○したっけな、どうだっけな」
「これで大丈夫かな、平気かな」
なんてことを沢山考えるばかりに、
行動が遅くなってしまうこともあるのだが、
この本を一読し、完全に心配性をプラス思考にできた。
それは、危機回避能力が高いということだ。
「心配」というのは危機回避の原動力になっている。
心配というのは本当に起きるかどうか分からないことに対して抱く感情であり、
この心配を適切に抱くことで、危機回避行動を高めることができる。
そうか、ボクは危機回避能力が高いんだ。
とプラスに変換できたことがこの本を読んだ一番の収穫だった。
心配と上手に付き合う能力
コロナウイルスや災害、経済状況など
今の人間には上手に心配と向き合う必要があると感じた。