読書素人
『不登校は武器である』
を読んでみた
作者 きいらす
目次
内容・あらすじ
学校教育の問題点を、不登校中学生が語り尽くす!!
※本書は、早ければ20分程度で読み終わります。
一年前、僕は「不登校」になりました。
中学3年生に進級し、本来であれば受験に向けて猛勉強をし始めるタイミングだった中、学校へ通うことをやめたのです。
普通だったら、めちゃくちゃもったいない行為だと思いますよね。
それに……
「不登校は、頭が悪い」
「不登校は、社会の底辺」
「不登校は、サボりたいだけ」
「不登校は、将来ニートになる」
「不登校は、とにかくお先真っ暗」
おそらく「不登校」という単語を聞いて、多くの人はこう思うでしょう。
学校へ通うことでコミュニケーションの機会は増えますし、成績は上がりますし、頭は良くなりますし、やがて高い学歴を手に入れることも可能です。そういったメリットがあるから、大半の人は学校へ通うわけですよね。
そんな「学校」に行かないなんて、馬鹿馬鹿しいと感じるかもしれません。
しかし、あえて僕はこう言いましょう。
「不登校は武器である」
学校では「協調性のある人間」を育み評価していますが、現代社会では「個性のある人間」が最強です。学校へ通い、協調性のある人間を目指し、自分たちの「個性」をなくす時代は終わりました。
自分をさらけ出し、個性を高め、やりたいコトに次から次へと挑戦する。
それこそが、令和という新しい時代の生き方なのです。
本書では、学校という一つの場から離れ、新しいチャレンジをしながら日々切磋琢磨している中学生の“きいらす”が、不登校という生き方について解説しています。
学校教育の問題点、これからの教育の在り方、令和という新時代の歩き方、学校との上手い付き合い方など、僕なりの観点でトコトン語り尽くしています。
僕のような学生に限らず、社会人の方でも楽しめる内容になっているはずです。
この本をご購入してくださった読者の皆様にとって、少しでも人生のヒントになれれば幸いです。
どうか最後まで、お付き合いください。
ボク的みどころ
学校教育の問題点。
この本では、このことについてかなり取り上げられている。
ひとつだけ紹介するとしよう。
例えば、お金の教育。
学校ではお金の教育をほとんどしない。
ボク自身も同様に
生きるためにはお金が必要なのに、
「生きる力」でお金があまり重要視されてないようにも感じる。
なぜ、しないか。
筆者曰く、
お金の教育をすると支配しやすい人が減る。世の中金っていうのに、国の偉い人からすると、指示を待って常識に従って小さな枠に収まってくれる方がいい。
のだ。
要するに、
一般国民にお金の勉強をされると、国を思い通りに動かせなくなるのだ。
では、この本を読破したボク的感想を読んでいただこう。
ボク的感想
『不登校は武器である』
かなりメッセージ性の強いタイトルになっているが、
内容もかなり筆者の主張が強く述べられているなという印象。
勿論、筆者は
「みんな、不登校になろう!」
と言っているわけではなく、
「みんな、学校での教育とか制度に少しは疑問持って!」
と伝えているのだと感じた。
たしかに、学校には多くの良い部分があるが
同時に改善点もかなり残されたままだと思う。
学び方の種類が増えてきた今日、
学校に行きたいけど行けない
学校には絶対行きたくない
学校には行きたくないけど行ってる
学校毎日楽しい
結局は、学校に行くことが目的ではなく
子どもたちが何をどう学ぶか
それが一番大事だよなと再確認。