ごくごく普通の社会人読書ブログ

「いいこと読んじゃった」ってなってくれたらうれしいです

#18 『科学的な適職』

読書素人

『科学的な適職』

を読んでみた

作者 鈴木 祐 クロスメディア・パブリッシング

 

目次

内容・あらすじ

転職・複業(副業)・独立…キャリアの多様化が進む時代に、自分にぴったりの仕事を選ぶには?
この本は、科学的根拠(エビデンス)に基づき、"「キャリア選択」という正解のない悩みに答えを出す方法"を具体的に解説します。
後悔の少ない意思決定をするにはどうしたら良いのか/私たちに本当の喜びをもたらす働き方とは何か/「人生の選択」という正解のない悩みにどうやって答えを出せばいいのか…これらのベーシックな問いに取り組み、「自分が幸せになれる仕事=適職」を正しく選ぶ確率を上げていきます。
将来やキャリアを不安に思いつつ、なかなか一歩を踏み出せない方へ、「科学」という精度の高い判断軸を提示。曖昧な精神論には頼らない、合理的な職探しを後押しします。
STEP1 幻想から覚める~職業選択にありがちな7つの大罪~
STEP2 未来を広げる~仕事の幸福度を決める7つの徳目~
STEP3 悪を取り除く~最悪の職場に共通する8つの悪~
STEP4 歪みに気づく~バイアスを取り除くための4大技法~
STEP5 やりがいを再構築する
~仕事の満足度を高める行動計画~

 

www.amazon.co.jp

ボク的みどころ

ボクがこの本を一読し、最も印象に残ったのは

 

「我々現代人にとって、

将来の選択肢がはっきり見えないことは、あたりまえ

ということだ。

 

筆者曰く、

 

私たち人類は、職業を選ぶのが苦手。

昔は職業を選ぶことなんてなくて、

現代になってから職業選択の自由が生まれたので、

そのような能力は兼ね備えていない。

 

らしい。

 

だからこそ、

職業選択を上手にするために、

自分にとって適職はなんなのか。

 

つまり、自分の価値観や生活様式に合った適職を見出すため、

何が必要なのか。

 

この一冊では、そのためのハウツーがかなり記されている。

ボク的感想

「好きを仕事に。」

 

非常によく聞く言葉だ。

しかし、この言葉を発するのは、ごく一部の成功者のみだと思う。

 

そのごく一部の成功者の一言が

大多数の者へ影響を与えているのが現状だろう。

 

しかし、当たり前ではあるが

「全員に当てはまるわけではない。」

ことをしっかり認識しなければならないと思う。

 

好きを仕事にした場合、

もしかしたら、自分が描いていた理想とのギャップで

好きが嫌いになるかもしれない。

 

逆に、人生において成長する人の中には

「仕事は仕事」

と割り切っている人も多いらしい。

 

「副業」という働き方や「フリーで働く」という選択肢が

出てきた中で、

「フリーで成功するのが1番」と信じ込んだときに、

フリーで成功した人の情報ばかり集めることは非常に危険であると感じる。

 

このような確証バイアスをかけることなく、

職業選択をしていかなければならない。