読書素人
『外国人にも話したくな日本食』
を読んだわい
監修 永山 久夫 KADOKAWA
目次
あらすじ
仕事の武器になる「日本食」にまつわる知的教養
文化遺産に登録されたことで、世界の人々から注目を集める「日本食」。本書は、日本の食事に息づく「精神」や「美意識」について、しきたり、作法、ルーツなどの切り口から解き明かす。ビジネスでは今後もグローバル化が進み、自国のアイデンティティーをますます問われる時代になる。ビジネスマンとして知っておきたい、武器になる知的教養を身につけよ!
ボク的みどころ
日本が世界に誇る「和食」
海外旅行や海外留学に行った者が、
日本に帰国してからの第一声ランキング一位は
「やっぱ日本食うまいわ!」に選ばれるほど(自分調べ)
日本のごはんは世界的にもおいしいと言われている。
日本食のすばらしさや特徴は味のみならず、マナーやしきたりにも表れている。
ここでは本書から2つ紹介しよう。
まずは、「いただきます。」
日本では、食事前に「いただきます。」と食事への感謝を述べるが、
外国語では「いただきます。」に当たる言葉が見当たらない。
2つめに
他にも海外と比較したうえでの日本の文化といえば
「お通し」だ。
よく、外国からの旅行客が日本の居酒屋に行くと
「こんなん頼んでないよ?」とびっくりされるらしい。
そんな時、店員さんはなんて説明するのか気になるところである。
無料サービスでもないし、店のオススメでもない、、
どなたか、居酒屋店員の経験ある方
コメントください。
最後に、皆さんは
「たまごかけご飯」お好きだろうか?
ボクは大好きで、
この前も焼き肉居酒屋さんで
TKGたる「たまごかけごはん」を頼んでしまったのだが、
実は「生卵」も世界的に珍しい食文化らしい。
卵が産まれてくる場所が、排泄する場所と同じなため、
非常に食中毒の危険性がある。
そのため、日本では品質管理を徹底的にこだわり、
肥料レベルから手間を加え、生卵を提供している。
そのため、海外と日本とでは
卵の賞味期限の長さに圧倒的違いがある。
日本では通常、生食提供が前提なため
2週間ほどに設定されているが、
海外ではなんと
2か月に設定されている。
たまごかけご飯愛好家のみなさんは
日本の徹底された品質管理に感謝するべきだろう。
このように、本書では
日本食について語りたくなるような内容がずらーっと記されている。
タイトルには
「ビジネスエリートが知っておきたい」
とあるが、正直なぜそこに狙いを定めたのかわからないくらい
万人が知っておきたい内容であった。
ボク的感想
ボクはこの本を読むまで、正直なところ
「日本食っておいしいらしい」
くらいの認識しかなかった。
海外もアメリカに行ったことあるが、
ハンバーガーはおいしかったし、
なによりもハンバーガーがおいしかった
(ほぼハンバーガーしか食べてない)
それに比べて、
日本は和食と呼ばれる文化のみならず、
様々な食においてクオリティが高い気がする。
そんな日本に生きている今、
外国人に
「日本食ってなんでこんなおいしいの?」
って聞かれたら答えられるだろうか。
よく、日本人が海外に留学に行って
日本の政治について語れなくて、困った。
という話を聞くが、
政治に限った話ではないと思う。
食、マンガ、アニメ、着物、お寺、神社
ぱっと思いつくだけでも、
日本の文化は素晴らしいものがたくさんある。
その魅力を伝えられなかったら、
それは魅力として意味を成していないことになる。
なので、少しずつでもいいから
日本文化を勉強していこう
そう感じさせてくれた一冊でした。