ごくごく普通の社会人読書ブログ

「いいこと読んじゃった」ってなってくれたらうれしいです

#5 『ルビンの壺が割れた』を読んだわい

『ルビンの壺が割れた』

 

作者 宿野かほる 新潮社

 

内容

以前、恋人関係にあった二人がFacebook上で何十年かぶりに再会。

 

付き合っていた当時、結婚間際まで進んでいた二人ではあるが

久しぶりの再会でどのようなやり取りが繰り広げられるのか。

 

いわゆる、この一冊は書簡体小説

登場人物二人のやり取りをもとに間接的に物語がすすむ。

 

元恋人とのやり取りというだけで

ギクシャクしてしまうかもしれないのだが

 

「大どんでん返し」で有名なこの一冊は

どのような結末を迎えるのか。

 

 

 

おすすめポイント

これ、完全に読みやすい。

ページ数なんと170ページという短さにして

この迫力。

 

しかも

ほぼふたりのやりとりで物語が進むため

文字数も多くない。

そして、この迫力。

 

「本を読む」という行為が苦手な方、

本を読みたいけど、どれを読めばいいかわからない方

ちょっとしたスキマ時間に一気読みしたい方

 

ぜひ、おすすめである

 

感想

以前から、少し気になっていた作品。

ボクは一日で読み終えてしまった。

そして、無意識のうちに再読していた。こんな作品は初めてだった。

 

最後のページを読み終えたとき

肌が鳥になってしまい、ゾッとする感覚を味わった。

 

この小説全体が、元恋人関係の二人のFacebookでのやりとりになっていて

最初は穏やかに読み進め、たまに「ん?」となるくらいで

読むことができていたのだが、

 

終盤になるにつれて、二人のメッセージのやり取りに

「ん?」「ん?」「ん?」のオンパレードだった。

 

二人はどんな関係なのか

どんな過去の持ち主なのか

 

少しでも内容に触れてしまえば

ネタバレになってしまいそうで

 

ぜひ、多くの人に楽しく読んでほしいため

多くを語れず、、、、

 

とりあえず、インターネットで

この小説を考察しているところに顔を出して

この興奮をぶつけて来たいと思います。